クリニックについて
「こころのホームドクター」として、
ひとりひとりにていねいな診療を
変化の激しいこの時代、さまざまな人間関係や、
しごとをする環境からわたしたちが受けるストレスは
想像以上に大きくなっています。そのため、
こころのバランスをくずすこともめずらしいことではありません。
渋谷駅近くにある当院は、大学病院での診療や
企業でのメンタルヘルスなど長年の経験と高度な専門性を生かして、
2006年に開設された心療内科・精神科のクリニックです。
「こころのホームドクター」として、
ひとりひとりのかたに十分に時間をかけた、
ていねいな診療を心がけています。
01くすりによる治療だけではなくカウンセリング・精神療法も重視
こころの病気では、くすりの効果も主治医との関係の良し悪しで変わってくるという研究結果が報告されています。したがって、くすりによる治療でも対話が大切です。当院では、医師、心理師の多くが精神分析的精神療法を専門的に学び、実践しています。そのため通常の診療でも心理的な側面を重視して信頼関係に基づいたていねいな診療を行います。
02働く人のメンタルヘルスのため産業医などとも連携
近年、職場をめぐる環境は変化が著しく、働く人にかかるストレスも増大しています。そのため、働く人の健康管理ではメンタルヘルスが最も重要な課題のひとつです。
過重労働など業務によるストレスが加わると、睡眠障害、自律神経の乱れ、不安、うつなどの症状が現れやすくなります。当院では、こうした問題に対しては治療と並行し、ご要望に応じて会社側の産業医などと連携し、職場環境の調整も積極的におこない、スムーズな病状の回復に努めます。
03思春期と青年期のこころの問題への専門性を生かした診療
思春期・青年期では、こころがまだ発達途上にあるため、カウンセリングや親御さんへのガイダンスなどが治療の中心となり、専門的なトレーニングを受けた医師または心理師が、時間をかけてていねいにおこなうことが大切です。
当院のスタッフは、大学で指導にあたっている者も多く、また精神療法や思春期の臨床についての研究グループで、長年にわたり院長と一緒に勉強をしてきています。
カウンセリングについて
渋谷もりやクリニックでは、医師、または心理師によるカウンセリングなど、時間をかけた面接を予約料または自費にてお受けしています。
個人カウンセリングでは、通常1回50分の面接を週1回、または2週に1回の頻度でおこなっています。
思春期の子どもを持つ親御さんを対象に、子どもの問題についてどのように対応したらよいかを話し合う親ガイダンスや、ご夫婦が同席してお互いの問題の解決をめざす夫婦療法もお受けしています。
カウンセリングをご希望のかたは、診療の際に主治医へご相談ください。
カウンセリング料金(1回50分 / 税込) | 心理師による場合 6,600円 / 9,900円 / 13,200円 |
---|---|
医師による場合 13,200円 | |
院長による場合 16,500円 |
- 料金は医師、または心理師、それぞれの資格・経験などにより異なります。
- カウンセリングをお勧めする症状や問題、また面接の進め方などについては、こころのQ&A「精神療法(カウンセリング)について」をご参照ください。
ご不明な点は、ご予約時に電話(03-3780-8005)にてお問い合わせください。
企業のメンタルヘルス対策について
渋谷もりやクリニックでは、企業でのメンタルヘルス・コンサルテーションに長年にわたって従事してきた経験を生かして、多くの企業の健康管理や健康推進事業に携わるみなさまと連携し、職域でのこころの健康回復に力を入れております。
私どもは今後も、この領域での取り組みを積極的におこなって参りたいと考えております。
01経験豊かな診療スタッフと治療法
職場にまつわる不安やうつなどの症状の背景には、人間関係や、ご本人の心の持ちかたの問題も大きく関わっており、診療に際しては精神療法的な視点が非常に重要だと考えています。また、当クリニックの多くのスタッフは診療のかたわら、企業に赴いて産業医の先生がたへのコンサルテーション活動も行っておりますので、職場の側からの視点も同時に持ち合わせており、職場でのさまざまな問題に対して、よりきめ細かい対応が可能です。
02職場との連携
こころの病の診療においては、職場との連携もたいへん重要なものとなります。患者さまの状態に応じて、病気休養が必要となることもあれば、残業制限や業務内容の調整などの勤務措置が必要となることもあります。そのような場合、診療にあたる主治医と、産業医の先生がたや、保健師のかた、職場の上司・人事担当者のかたがたなどとの連携や意思疎通がとても重要です。当クリニックでは、患者さまご本人の同意に基づき、書面上での連携のみならず、必要に応じて人事ご担当者や保健師のかたなど関係する皆様との面談の機会を設け、患者様が最適の就労環境で本来の能力をすみやかに発揮できるようにお手伝いすることを心がけています。
03セカンドオピニオン、産業保健コンサルテーション
こころの病を持ちながら就労を続ける社員のかたに対して、どのような業務をどのくらいの負荷で担当してもらったらよいのか、上司や職場の同僚はどのような対応を取ったらよいのか、異動は可能か、休職中のかたが復職する際にはどのようなことに気をつけたらよいのか、など職場の側が配慮を必要とする難しい問題も多いものです。当クリニックでは、そのようなニーズに応えて、他の医療施設に通院されている社員のかたのセカンドオピニオンでの受診も積極的にお受けしています。
さらに、通常の診療以外に、会社の産業医、職場の人事ご担当者のかたのご依頼に基づく産業保健コンサルテーションも院長の担当で実施しています。詳しくはお電話でお問い合わせください。
こころのQ&Aの「うつ病で休養した場合、どのようなことに気をつければよいでしょうか?」の記事もご参照ください。