ご予約・お問い合わせ

03-3780-8005
Q&A for mental health
こころのQ&A
質問の一覧へ戻る

Q パニック症と広場恐怖とは?

回答者:守屋 直樹

急行電車に乗れない、高いビルのエレベータ―が怖い、閉じられた空間での会議がだめ、人の集まるところに行けないなどの症状は、精神医学では「広場恐怖」と呼ばれています。

こうした症状の多くは、閉じられた空間を恐れるので、イメージとしては閉所恐怖のほうがぴったりきますが、広場恐怖は専門用語では「アゴラフォビア」といって、ギリシャ神殿の広場に由来する言葉です。

広場恐怖を持つかたの多くは、そのような状況のなかで「パニック発作」と呼ばれる発作を過去に経験しています。
パニック発作では、動悸、発汗、ふるえ、めまい、胸痛、息苦しさ、死の恐怖、といった症状が突然起こります。

心臓の病気や脳卒中などと症状が似ているため、救急で病院を受診することも多いのですが、からだの検査では異常がなく、気のせい、自律神経失調、過呼吸などと言われ、それ以上の対応は、なされないことも多いようです。
こうした症状に思い当たるかたは、心療内科、精神科を受診するのがよいでしょう。

パニック症の症状には、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)と呼ばれる抗うつ薬などが有効ですが、その症状の背景には、心理的なストレスが関与していることがほとんどです。
したがって、くすりによる治療だけでは不十分で、カウンセリングも重要です。

パニック症については、こちらもご参照ください。

Access Guide

渋谷駅からの行き方

1

渋谷駅から井の頭線方面へ向かい、マークシティに入ります。

2

エスカレーターで4階まで上り、道玄坂上口を目指してレストランアベニューを進みます。

3

道玄坂上口を出て、通路を通り抜けます。

4

左手にあるマークシティ駐車場出口の横断歩道を渡ります。

5

交差点を渡らずにそのまま左へ曲がり、一つ目の角のビルに入ります。

6

ビルの2階が当クリニックとなります。